富士宮やきそば、お勧め店は「ふくいや」さん(しぐれの語源を調べました)
フジアースフィールドお勧めの、富士宮やきそば店は「ふくいや」さんです。
店名 ふくいや ジャンル 富士宮やきそば・お好み焼き 電話番号 0544-26-4698 住所 静岡県富士宮市浅間町8-5 > Googleマップ 営業時間 11:30〜19:00 定休日 日曜日 |
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「富士宮やきそば」は腰の強い麺が特長です。 弊舎にいらした際は、ぜひ「ふくいや」さんで、お楽しみ下さい。お勧め店です!
富士宮やきそばというネーミングは1999年に富士宮市の地域おこしの際に始まったようです。 特徴は ・非常に腰の強い専用麺を使用する(太麺であるというのは誤解) ・油かす(肉かす)の添加。 ・仕上げにイワシなどの削り粉を大量にふりかける
専用麺は、マルモ食品、叶屋、木下製麺所、曽我めんなどのメ−カーがあり、必ずしも太麺ではありません。非常に腰が強い麺であることは共通したテイストです。
この麺の開発については、開発者が東南アジアで食べたビーフン(米麺)を、戦後のガリオアエロア(アメリカ政府が占領地救済資金を支給し主に食料を配布)によって供給された小麦粉によって再現しようと試みた結果の産物のようです。
さて、富士宮やきそば特有の郷土料理として「しぐれ」というメニューがあります。 やきそば入りのお好み焼きです。 他の地域でも同様のメニューはありますが、富士宮の場合「しぐれ」というネーミングが風流です。 由来は分かりません。想像ですが、料理の「時雨」には、
・刻んだ生姜を風味付けに加えた甘辛いテイスト。 ・急にバラバラと降って止む時雨のように、異なる食材のバラエティを口中調味として楽しむメニュー。 ・時雨は、突然降り出してサッと止みますので、クイックに仕上げる調理法。 などを「時雨」と言うようです。 やきそば&お好み焼きのミックス焼きのファーストフードを「しぐれ」と呼ぶことに納得できます。きっとそういう語源でしょうね〜? 命名した方が、どなたか存じませんがナイス! と想像を巡らせております。
蛇足ながら「時雨」自体の語源は、 通り過ぎゆく一時的な雨を「過ぐる(すぐる)」としてそれが転じた。 「しばし暗き」「茂く暗き(茂暗)」などと、一時的に暗くなる天気を表す説など諸説あるようです。 万葉集には「時待ちて 降りし時雨の 雨止みぬ 明けむ朝か 山の黄葉たむ」という詩もあるそうです。 また旧暦十月の季語として芭蕉が好んで詠んだ句材だったそうで、その高弟の各務支考(かがみしこう)」が生姜入りの佃煮を「時雨蛤」と命名したそうです。 慣用句としても、時雨羹、時雨忌、時雨心地、時雨月、時雨煮、時雨の秋、時雨の色、時雨蛤、時雨饅頭、秋時雨、偽りの時雨、笠時雨、片時雨、北時雨、北山時雨、黄身時雨、霧時雨、木の葉時雨、小夜時雨、さんさ時雨、蝉時雨、空の時雨、露時雨、初時雨、春時雨、一時雨、虫時雨、叢(村)時雨、夕時雨、横時雨などの言い方があります。
艶っぽい比喩としては、涙を流すことを表し「袖のしぐれ」。歌謡曲では「恋しぐれ」でしょうか? 富士宮のミックスお好み焼きを「しぐれ」と命名した方は風流人なんでしょうね〜 また、そのネーミングをみんなが使う富士宮の風土も粋です。
富士宮市内のやきそば店では標準的にこの「しぐれ」がメニューにあります。 かな表記が一般的で「時雨」「志ぐれ」という表記はあまりみかけません。読みにくいのかもしれません。 これを「やきそばピザ」と呼ぶケースもあるそうですが、ホントかな? 聞いたことある?
Wikipediaの「しぐれ焼き」の説明には、「富士宮市の焼きそば店の中のメニューの一つとしてあることも。」と書いてあるが、逆に「しぐれ」が無い店は存在しないくらいに思います。
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